「黒牢城」米澤穂信(ネタバレなし)
昨年、直木賞を受賞した作品になりますね。
時代劇、推理小説好きの方にはたまらない一冊です。
事件の謎がなぞを呼び、伏線となり、人間関係が絡み合い、しっかりと回収されていく。
読み終わった後の余韻も楽しめるのが素晴らしい。
問題はただ一つ。「読み始めたら止まらない><。」「続きが気になって途中でやめられない><。」要するに、まとまった時間を作ってから読み始める必要がある。と、いうことですね^^。
米澤穂信さんと言えば、「氷菓」が代表作でありアニメ化されているほど、人気作になりますが、小説は読書感想文に丁度良い分量だと思います。
高校生活が舞台になっていますので、小学生向きとは言えないかもしれませんが。。。
話がそれますが、夏休みの宿題。最後まで残るナンバー3に入るのが「読書感想文」だったのは、私だけでしょうか?
読書の好き嫌いというよりも「感想文」を書かないといけない。
その為の本を読むというのがどうにもやる気が起きなかった記憶があります。
8月の終わりに何も書かれていない原稿用紙を見るのが嫌でしたねぇ。
「夏休みの日記」も1~2週間まとめて書くとか(先生が見たらバレバレでしょうに)当たり前だった自分が、大人になってブログを毎日書いているのが不思議です。
「ちょっと、その黒牢城を貸してれる?」
「おお。やっと読む気になったんだね。」
「いやダイエットで内転筋を鍛えるのにちょうど良いかなって。。。」
「…お願いだから、大事に扱ってください。。。」